今年の夏は避暑地で純粋にキャンプを楽しむ予定だったがなんだか忙しく過ぎ行き、気が付けば夏休みも残すところ2週間。土壇場週末を除けば土日は今週しかない!天候は悪くないぞ。ココで出掛けなきゃ遊び人の名が廃る(をいをい)・・と、とゆーわけで、学校行事の除草作業(am6:30から!)をちゃんと済ませエイ!ヤー!トォー!でam9:00出発したのでした。
行き先は距離や時間、天候、ロケーション、遊びなどなど悩んだ末、信州開田高原に決定!中央道をぶっ飛ばし中津川からR19と勝手知ったるルートを北上。道から見える木曽川の上流部は"ダムの棚田"と呼べるほど寸断されている。支流の清冽な流れに反し、何度も止められた本流の水は死んでしまったような暗い色で水量も少なく気分まで暗くなるのだが今回は違う。木曽川独特の真っ白な岩が敷き詰められた川底がクッキリ見える流れは透明感のあるエメラルド色。こんな木曽川は遠い記憶にしかない。長雨によるダムの放水が続いているせいなのかは定かでないが、「ちょっと下ってみたくなるね〜」「ここのコースなら行けるかも?」などとnokoさんから無謀な発言が出るほど魅力的な流れに感動した。
R19は少しづつ高度を上げる。大桑村あたりでは素晴らしい渓谷を幾つも有する阿寺山系が左に迫り、木曽谷のV字窓に中央アルプス駒ヶ岳が遠望できると旅情が一層高まる。"寝覚めの床"で有名な上松を通過中に毎度の一言「帰りに赤沢美林ちょっと寄らない?」でもそれはきっとムリだ。だって赤沢まではけっこう時間かかるし帰りにそんな余裕はいつもナイ(爆)それに赤沢の魅力は「ちょっと寄ろうよ」なんてもんじゃないもんね。
そうこうするうちに木曽福島だ。R19に別れ福島の町へ。狭い渓谷になった木曽川を挟んで赤いトタン葺きの家屋がびっしり並ぶこの町で買い出しをする予定だ。以前ここのスーパーの前を通り掛かった時、店先に普通の野菜と一緒に取れたてのいろいろな茸や山菜が並びんでいるのに魅力を感じ、店のおばちゃんに調理を教わったりして楽しい思い出となった。ところがその店がない。狭い路地をあちこち探すと大手スーパーのチェーン店になっていた。駐車スペ−スがなく残念ながらそのまま立ち去ったが、流通に乗らない地元の食材はあったのだろうか。
買い出しが出来ぬままだが目的地の開田村は目前だ。数年前に廃校になった新開の黒川小学校は立派な木造校舎でもったいないと思っていたが体験型観光施設に変わったようだ、帰りに寄ろう。その近くに真新しい蕎麦屋さんも発見。「幻の蕎麦」と書いてあるぞ、スゴイ名前といかにもコダワリ満タンのヘンな店構えに興味津々。帰りに寄ろう(雰囲気と名前に弱い)
そしていよいよ新地蔵トンネル。重い歴史を感じる木曽路の渋さも好きだけどココでサヨナラ。トンネル抜けると景色は一変!明るく伸びやかな開田高原だ。(この感覚を味わうために来てしまうのかも知れない)そこは標高1000Mそこそこなのに感じるもの全てが一気に変わり季節まで違うのではないか?と思うほどなのだ。
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