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開田高原観光キャンプ
2003年8月23〜24日



蕎麦の花満開の開田村

今年の夏は避暑地で純粋にキャンプを楽しむ予定だったがなんだか忙しく過ぎ行き、気が付けば夏休みも残すところ2週間。土壇場週末を除けば土日は今週しかない!天候は悪くないぞ。ココで出掛けなきゃ遊び人の名が廃る(をいをい)・・と、とゆーわけで、学校行事の除草作業(am6:30から!)をちゃんと済ませエイ!ヤー!トォー!でam9:00出発したのでした。

行き先は距離や時間、天候、ロケーション、遊びなどなど悩んだ末、信州開田高原に決定!中央道をぶっ飛ばし中津川からR19と勝手知ったるルートを北上。道から見える木曽川の上流部は"ダムの棚田"と呼べるほど寸断されている。支流の清冽な流れに反し、何度も止められた本流の水は死んでしまったような暗い色で水量も少なく気分まで暗くなるのだが今回は違う。木曽川独特の真っ白な岩が敷き詰められた川底がクッキリ見える流れは透明感のあるエメラルド色。こんな木曽川は遠い記憶にしかない。長雨によるダムの放水が続いているせいなのかは定かでないが、「ちょっと下ってみたくなるね〜」「ここのコースなら行けるかも?」などとnokoさんから無謀な発言が出るほど魅力的な流れに感動した。
R19は少しづつ高度を上げる。大桑村あたりでは素晴らしい渓谷を幾つも有する阿寺山系が左に迫り、木曽谷のV字窓に中央アルプス駒ヶ岳が遠望できると旅情が一層高まる。"寝覚めの床"で有名な上松を通過中に毎度の一言「帰りに赤沢美林ちょっと寄らない?」でもそれはきっとムリだ。だって赤沢まではけっこう時間かかるし帰りにそんな余裕はいつもナイ(爆)それに赤沢の魅力は「ちょっと寄ろうよ」なんてもんじゃないもんね。
そうこうするうちに木曽福島だ。R19に別れ福島の町へ。狭い渓谷になった木曽川を挟んで赤いトタン葺きの家屋がびっしり並ぶこの町で買い出しをする予定だ。以前ここのスーパーの前を通り掛かった時、店先に普通の野菜と一緒に取れたてのいろいろな茸や山菜が並びんでいるのに魅力を感じ、店のおばちゃんに調理を教わったりして楽しい思い出となった。ところがその店がない。狭い路地をあちこち探すと大手スーパーのチェーン店になっていた。駐車スペ−スがなく残念ながらそのまま立ち去ったが、流通に乗らない地元の食材はあったのだろうか。
買い出しが出来ぬままだが目的地の開田村は目前だ。数年前に廃校になった新開の黒川小学校は立派な木造校舎でもったいないと思っていたが体験型観光施設に変わったようだ、帰りに寄ろう。その近くに真新しい蕎麦屋さんも発見。「幻の蕎麦」と書いてあるぞ、スゴイ名前といかにもコダワリ満タンのヘンな店構えに興味津々。帰りに寄ろう(雰囲気と名前に弱い)
そしていよいよ新地蔵トンネル。重い歴史を感じる木曽路の渋さも好きだけどココでサヨナラ。トンネル抜けると景色は一変!明るく伸びやかな開田高原だ。(この感覚を味わうために来てしまうのかも知れない)そこは標高1000Mそこそこなのに感じるもの全てが一気に変わり季節まで違うのではないか?と思うほどなのだ。

 

末川水生植物園で休憩。
わすれな草の群生は見事でした。
植物園奥にひっそり佇むお宮さんが・・。冷たいわき水で手を浄め参拝。まるでトトロが住んでいそうでした。
開田高原アイスクリーム工房はゼッタイ外せません(笑)今回はバニラソフト、とうもろこしアイス、そばアイス、ブルーベリーアイス、えごまアイスを頂きました。
しばらくご無沙汰してる間にバター、チーズ、ヨーグルトなども製造販売されていました。
飲むヨーグルトはバカウマ!


九蔵峠から雄大な御岳山を臨む
来て良かった〜!


こういったキャンプ旅行は実に4年ぶり。最近はカヌーが主体だったりしてグループキャンプが多かったな、とあらためて思う。

開田高原キャンプ場は始めて子連れキャンプをした場所で何度か訪れています。おじさんの、"愛想は良いけど無口"なのは相変わらず。
気持ち良い林間に冷たい涌き水の炊事場と「もぉ無い方がよっぽどイイよォ〜」って感じのトイレが点々と(笑)でも管理棟横に1ケ所だけ近代的なトイレがあり、救われます。おじさんはその近くを勧めてくれるけどボクらはいつもの場所に行きますよ。
救いのトイレからちょと離れた場所にサイトを決めると、まるでこの森にはわが家しかいないのでは?と思うほど貸し切り状態です。
手早く設営を終えると、今回の目玉、はるちゃん憧れのハンモック登場!木漏れ日で読書など楽しんでました。
子供たちが考えた晩ご飯は枝巻きパンと焼肉。まだ日は高いけどぼちぼち準備に取り掛かります。かれんちゃんとひよちゃんとボクは枝巻パン&焚き火用の薪集めがてら散策。"将来はパン屋さん"のはるちゃんとnokoさん
はパン種づくり。まだ暖かいリバティーのエンジンフードで発酵を待ちつつ、結構集まった枝をみんなでナイフやナタを使い皮剥きをするとさすがに汗ばんで来て温泉へ行くことに。車で5分の"御岳明神温泉やまゆり荘"の露天風呂にゆったりつかりるともう「極楽ゴクラク〜」
こんなに気持ちよく温泉に浸かったのはホントに始めてです。で、出て来ると女性陣からブーイング!始めて待たせる立場になりました。
食材の買い出しを高宮商店さんで済ませ帰るとそろそろランタンの準備が必要です。近所のジャスコで発見した激安!ノーススターランタン 2000-750J 、遂にデビュー!(絞らないと恥ずかしいほどの明るさ、笑)


発酵イマイチだったみたいだけど気にせずグルグル巻いてどんどん焼いて。
パンが焼けたらいよいよ晩餐です。
焼肉と聞いていたのに、なぜか焼き鳥やつくねが大量に・・?

かつてはわが家のキャンプ定番だった枝巻きパンです、が、、
ぜんぜん膨らんでないっすねぇ〜
原因はボクが昔書いたマニュアルを信じたせいだとか。 そんなもんドコで見付けてきたんだっ!
でも味は美味しかったよ〜(汗)


焚き火を囲んでのんびり食事を楽しみ、おなか休めにちょっと夜の散歩に出ればビックリするほどの星の数!天の川の帯もクッキリ見える、あまりの迫力に火星大接近のことは全く思い出せませんでした(爆)
そしていつの間にか子供たちはコットに・・しばらく夫婦で唄など歌って(笑)でも寒くなりもう寝ることに(^_^;) 野生動物が多いので食器を簡単に片付けシュラフにくるまったらもう夢の中です。


何時に寝たのか定かで無いけど起きたらam5:30。う〜ん、キャンプの朝は早い。一緒に起きたはるちゃんはハンモックへ!nokoさん、ひよちゃんと起きて来て朝食の準備が始まります。ボクはコーヒー湧かすんだけど毎度の白湯コーヒーです(トホホ)

ぜんぜん起きて来ないかれんちゃんを脅かそうとシュラフごとハンモックへ。目覚めたら青空って、いいでしょ?
ホットサンドと温泉で買った"さるなしパン"で朝食。
(ちなみにトラメではアリマセン、涙)


朝食後、一息ついたらぼちぼち撤収です。
みんなで手分けして片付けると早い早い!


キャンプ場のおじさんおばさんにあいさつして温泉でさっぱり。
さあ!観光するぞー!オォー!!

nokoさんご希望のKAIDA FARMのブルーベリー摘み。木曽馬の里に有る第2農場に行きました。第1農場は木が2メートル近くあるそうですが、ここは子供たちに丁度良い高さのようです。
最初にブルーベリーと農園内について(どこにいっぱい有るかとか)簡単なレクチャーをして頂き、思い思いに出発。色々な品種があちこちに植えてあり味覚の違いを楽しめました。ハッキリ言っておなかいっぱいデス(笑)食べ切れない分は持ち帰り(\200/g)家でジャムにしました。美味!

引き馬に乗りたがる子供たち。
今回は写真だけで勘弁してネ。
おなかはいっぱいだけど開田で蕎麦を食べない訳には行かない。昨日見つけた「幻の蕎麦」に行くことなったのだけど、あそこは木曽福島でもう開田を離れなくてはならないのが辛い。後ろ髪を引かれる思いでトンネルに入り、しばらく走ると「幻の蕎麦」到着。店を出たお客さんをお見送りしていたお店の方(とても上品な奥さまでした)がボクらに近寄り「申し訳ございません、本日は終了しました。またのお越しを・・」この時まだお昼の1時過ぎ。驚きつつも速攻でわが家は開田へ向った。謎に満ちたお店は宿題になったが、なんだかまた開田に来れた嬉しい気分だ。ただ、お店が集中している木曽馬の里周辺は待客が出てる状態であり中々入れそうにない。ちょっと離れるが高原食堂を目指す。ここは職人風の店とは違い、地元のおばちゃんが作ってま〜す、といった家庭的なそば。しかしこの店が見つからず(実は通り過ぎているのだが・・)、仕方なく他の店に入ろうとすると「閉店デ〜ス」「他のおお店も2時で終わりだよ」って言われて、時計は2時回ってるし(涙)

 

「時期的には一番味が落ちてるしね」とか「新蕎麦まつりにまた来ればいいじゃん」とか慰めながらふらふらと車を進めると「そば工場見学&試食」ののぼりが・・し、試食!?そば食える!?と即ハンドル切って入場!

ココ、霧しなさんの工場はお休みで見学はビデオとなったけど試食はそばとうどんの二椀を頂けました。どちらも大変美味しかったです。そばの説明や、なんだか珍しいそば茶もごちそうになりホントにタダでいいのかなぁ〜?ブルーベリーで満たされたお腹には丁度よい量で言うことなし!

幻に終わるかと思ったそばにもあり付け(爆)、さぁ帰ろうとも思ったけど気になる看板発見。"自然探勝園"は結婚前に来たことがある場所だった。

 

 

変わり行く開田村にあってココだけは時間が止まっているようです。

園内には釣り池2つと水車小屋。nokoさんは変わってないと言うがボクは川遊びをした記憶があるんだよね。水遊びしたかったなぁ〜(ウエットもライジャケも積んでるんだしぃ〜)

水温が低いため魚は敏感な渓魚、岩魚。ニジマスのような入れ食いとはいかない。おじいさんに助けてもらってなんとか5尾釣り上げ塩焼きしてもらうことに。

コークスが赤々と燃える囲炉裏でじっくりじっくり時間をかけ岩魚を焼くおじいさん。「地蔵峠は日に2回通りゃいやんなるが、トンネルは3回でもまだ行ける」と笑う。温泉ができスキー場ができ道路ができ「ここ10年で相当変わったよ」と言うだけで否定も肯定もない。忘れた頃に訪れる観光客のノスタルジーとは違い、あるがまま受け入れている大木のような人だな、と感じた。

園内にある、魚供養の碑に合掌して・・

でも跡形も無く
完璧に美味しく頂きましたァ!

では仕上げに・・

やっぱしココ!
アイスとヨーグルトで仕上げるのがわが家風だよネ(笑)
開田高原 今回も楽しい休日をありがとう!

 

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