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久具都比売橋が見えてくるともう見事な清流だ。 宮川本来の姿ではないとはいえ、名物『空飛ぶカヌー』にも遭遇できた。鯉だろうか大きな魚影が何尾も物凄いスピードで泳ぎ去り、思わず歓声が沸く。
	相変わらず青空が広がり心地よい風と共に流れ下る。あまりの気持ちよさにハルはお昼寝モードに入ってしまい仕方なくスイッチバックでバウからスターンに転換した。
	内城田大橋が近づいて川はザラ瀬となった。先行するグラマンチームはコースを誤り座礁。その横をボクらセビラーチームが「お先に〜」なんて得意気に行ったもんだからその後まるでカヌーマラソンのようなデッドヒート状態になってしまった。(笑) そんなペースで内城田大橋をくぐり、みんなにぜひ見せたかった一之瀬川の流れ込みに到着。まるでソーダ水のような水色に感動して足を着けると川底から濁ってしまいとても残念だった。でもこの色を忘れることは出来ないよネ。

さあもうゴールは間近。 まだ3時前だしどうする？と尋ねると、待ってましたぁ！と言わんばかりに 「おかげ横丁！」って答えが返って来た(笑)
さらに強まった追い風に押されるまま流れて行くと、ついに宮リバーパークにゴール！(15時20分) こうして念願だった家族揃っての宮川ダウンリバーは終わった。 お布施のおかげか、お天気や追い風にまで恵まれ楽しいばかりの宮川、ボクは胸いっぱいだ。女性陣は「おかげ横丁」で頭がいっぱいだろうけど(^^; 毎度、不思議なほどにグッドなタイミングでアキヒロさんから電話が。即決で「おかげ横丁」にご一緒して頂けることになりみんな大喜びだ。着替えやカヌーの片付けが終わると同時に到着したアキヒロ家(クラブ活動中のkouくんを除く)もサリーちゃんに全員乗り込み地元なルートで内宮に侵入(？)
すっかり観光モードになってるボクらはほんの一時間前まで川を下ってたなんて自分たちでも信じられないネ(爆)なんて笑いながら横丁をキョロキョロ歩き出した。 アキヒロ家に美味しいアレコレを教えてもらいながら閉店間際まで楽しく遊び、そのあと遠慮も無くご自宅にまで長時間お邪魔し夕食までご一緒してもらった。アキヒロ家のみなさん、楽しいオプションをありがとう！

「ゴールって人いっぱいいるのかなぁ？」 内城田大橋をくぐった時にハルがつぶやいた。どうもカヌーに乗ってることで人目が気になるようだ。それはごく自然な気持ちだと思う。ボクなんか親と一緒にいることすら恥ずかしがった年齢だ。またクラブ活動や自分の興味のある物事に夢中になるだろうし、こうやって一緒に遊ぶ時間も残り少ないことを実感する。そう考えるとこの家族揃って憧れの宮川を下れたことがホントに良かったなと思った。 そしてまた、きっと来よう！清流も赤福氷も楽しみにしてネ(^^