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05'夏旅 6/6    尾瀬が原ハイキング2
2005年8月2日

普段よりかなり早めの就寝だったせいか4時に目覚めた。女性陣はまだ眠っている。ニッコウキスゲの花の群生が終わると同時に夏小屋の最盛期も過ぎ、予想どうり寝具はそれなりに汚れていて(涙)、持参した"山小屋シーツ"(笑)のおかげで気持ち良くに眠れた。

しばらく静かにしていると他の部屋から行動開始の気配が感じられたのでボクも起き、朝の湿原散歩に出掛けた。思ったほど気温は低く無く、爽やかな空気を吸い込み今日歩くコースのサワリの部分を下見する。『アタシ今日こそ咲くわよォ〜』っと気合いの入った花たちが朝日を待っているかのように首を伸ばしていた。

買ったばかりのカメラが嬉しくてアレコレ機能を試しながら小さな花々を写しているとケータイが鳴った。あれ?ここって圏内なんだ。(小屋周辺はなんとか1本立つ) 電話はカレンから朝ご飯だから早く来て、とのこと。(5:50)
意地でも残すまいと頑張った昨日の夕食がまだお腹にあるのか、朝食はあまり進まなかったが、それでもオヒツのご飯以外は全て残らず平らげた、どうだ参ったか(^^;

ほかの宿泊客がそれぞれの目的地を目指し出発するのを部屋からあせり気分で見送り、我が家もやっと出発。(7:00)
今日も指先にはトンボがお伴、またしても木道には人気がない。みんな何処へ行ったのか?今から歩くコースは湿原と森の境目で熊出没情報の多いエリアだ、出来れば少しくらいの人影は欲しいところ、汗。
東電尾瀬橋を渡る。尾瀬が原の水を一手に引き受けた只見川源流ヨッピ川は迫力有る流れで、また一つ違った尾瀬の表情を見せてくれた。(7:30)

木道はダケカンバやミズナラの拠水林に入り地形とともに屈曲し視界が狭い。ボクが最後尾を歩いていた時ヒヨが『キャ〜!』という叫び声とともに飛び上がった。駆け寄ると目を丸くして『ヘビがいた』と言う。なんだヘビか。ところがカレンは『足があった!』と言う。歩きながらよく話を聞くと、『クマザザの中に長さ40cm太さ5cmくらいのヤマカカシのような体色の"動くモノ"を見た。足が有るようにも見えた。』らしい。
間もなく東電小屋に到着。この先しばらくトイレが無いので休憩する。(7:40) 小屋の方に先の"未確認生物"について意見を求めると『そりゃ新種かもしれませんよ、笑』と言っていただく。なんとも楽しい! ヘビについては、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカカシなどが生息しているとのこと。


両手を広げて"ひろ〜い"のポーズ

東電小屋を出発すると景色は開け、明るい雰囲気の"ヨシッ掘田代"に出た。またトンボを指先に歩く木道は相変わらずボクらの独占だ。しばらくすると林に入り、小川を渡る。『ヘビが出そうだゾ〜』なんて冗談いったらホントにいました、ヤマカカシ君。(笑) 『アイツだ〜』ってことで"未確認生物"は一件落着。(笑)


名物ヨッピ吊橋で『 Y・O・P・I 』のポーズ ‥カレンPが逆、(^^;

拠水林を縫うように歩くと遂にヨッピ吊橋だ。(8:10) ここで竜宮方面と牛首方面の分岐となる。ボクらは牛首に向けて進んだ。


思わず足を止め見とれてしまう。
ヨッピ吊橋からしばらく歩くと浮島を伴った大きな池塘が現れた。遠くで木道整備の音が聞こえるが、見とれていると気分は静寂そのものだ。
このコース最後の林を抜けると下大掘川を渡るが、水は枯れているように見えた。でも周辺の植物は流れになぎ倒されたように曲っていて、増水時の凄さを思わせる。
みんな歩くのにも慣れたようで今日は文句も出ない。でも最後に登りが待っているゾ。

牛首分岐までは一直線だ。昨日歩いた道を大勢のハイカーが歩いてるのが見える。分岐ポイントに到着するとベンチがあった。(9:00) ここまで良く歩いたがベンチを見たらみんなヘナヘナ〜と腰を下ろしてしまった。(^^; そう言えば今朝から始めて腰を下ろしての休憩だ。『一度腰を下ろすと立てなくなるぞ!』と脅しても聞く人たちではない。
『え〜と、もう少し歩くと山の鼻で冷たくて美味しいジェラードが待ってマ〜ス♪』これなら聞く!(笑)

目の前にはなだらかでどっしりとした山容の至仏山が存在感を示しているが、もうそんな景色なんてどうでも良くて、ひたすらジェラード、ジェラード‥
そんな不心得なボクらの横を、半端じゃ無い荷物を背負って黙々と歩いて行くボッカさんと何人もすれ違い、ちょっと気が引き締まった。(ハズ)


と言う訳で山の鼻到着!(10:00)
お約束の花豆ジェラードに舌鼓だ。ボクはこれから始まる登りに備え生ビールをぐっとこらえて、プラティパスの弥四郎清水をぐぃっと。(涙)

さあ、最後の登りガンバルぞ〜!ソフトボールクラブで鍛えられちょっと体力に自信アリのヒヨちゃんは先頭を行く‥が (10:25)

川上川の清流を見た途端 『パパ、泳いじゃダメぇ?』
そんなことオレに聞かれても‥イイんじゃないの?でもウエットないぜ(爆) でもホント、飛込みたくなるほどの気温、暑くて堪らないのだ。
そんなバテバテ状態で休憩に次ぐ休憩、いつになったら峠に着けるやら、トホ。

最後の一登りがキツかったけど、カレンの手を引きながら登り切って鳩待峠到着。みんなよくガンバッタ!!(11:25)

しかし女性陣は補助エンジンを隠し持っていた。峠のお土産物売り場で補助エンジン点火!誰だ、モーダメ、足ウゴカナイなんて言ってたヤツは!
しかしサリーちゃんに乗り込む時には又ヘロヘロになってしまい、元気を取り戻すべく戸倉温泉へGO!
昨日もそうだったが戸倉はどうも道でもめる。nokoさんはガイドブックに良さゲな温泉を見付けたのだが、地図が読めない女なのだ。又しても同じ道を行ったり来たり、スキー場と温泉街を通算6回も通ってしまった(--;

やっとの思いで着いた村営の温泉施設は完全に空いていてゴク楽気分で汗を流せた。お昼ご飯もまだだったので併設の食堂でお蕎麦を頂くことにした。ボクは盛そばの大盛りを注文したのだが、スゴイ盛り具合に大喜び。とても美味しく大満足だった。
さあ〜、後はひたすら高速で帰るのみ、と思ったら沼田街道・椎坂峠で見た『18種類のソフトクリーム』はゼッタイ食べるぞと来たもんだ‥最後の最後まで食いケな旅、我が家らしい旅ってことで、まいっか。(^^;


地元のファミレスで旅の打ち上げ中にパチッ。
女性陣がバク睡するなか、沼田ICから5時間(!?)で無事帰り着いちゃってビックリ。やるじゃんサリー!ってゆーか群馬って近いの?遠いの?どっちなの?って感じ。

しかし良く走ったね1100km。来年こそは東北かなぁ〜

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